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フルオレン系アクリレート

高屈折率、高耐熱性

フルオレン構造を有したアクリレートです。
立体的で嵩高いカルド(ちょうつがい)構造を有するため、従来のアクリレートにはない優れた特性が期待されます。

フルオレンの特長

  • 高屈折率
  • 高耐熱性
  • 低収縮性

用途例

アクリレート用途例

物性データ

  アクリレートモノマー 配合品
製品名 OGSOL
EA-0200
OGSOL
EA-0300
OGSOL
GA-5060P
OGSOL
GA-2800
OGSOL
EA-F5710
特長 高屈折率
高耐熱
高柔軟
高耐熱
超高屈折率
超高耐熱
高硬度
高屈曲性
高屈折率
低粘度
官能基数 2官能アクリレート 2官能アクリレート 2官能エポキシ
アクリレート
2官能エポキシ
アクリレート
EA-0200+
m-フェノキシベンジル
アクリレート
硬化前 外観 透明粘稠液体 透明粘稠液体 淡黄色粘稠液体 淡黄色粘稠液体 透明粘稠液体
屈折率
(589nm:D線、25℃)
1.61-1.62 1.55-1.56 1.61-1.63 1.55-1.56 1.60-1.61
溶剤有無 トルエン
<7%
トルエン
<0.3%
PGMEA
35-45%
無溶剤 トルエン
<0.3%
粘度 (25℃)
[mPa・s]
>100,000 4,000-10,000 500-3,500 30,000-50,000 7,000-13,000
硬化後 屈折率
(589nm:D線、25℃)
1.62-1.63 1.57-1.58 1.64-1.65 1.56-1.57 1.61-1.62
Tg(DSC)[℃] 211 17 228 7 127
体積収縮率[%] 0.5 0.7 No data No data 6.3
吸水率[%] 0.08 2.6 No data No data 0.06
高屈曲性(オグソールGA-2800)

OGSOL GA-2800

  • 高屈曲

OGSOL GA-2800は、剛直なフルオレン構造とソフトセグメント構造を有する2官能エポキシアクリレートです。折り曲げ耐久性試験に耐える高屈曲性と高硬度を両立した強靭な硬化膜を形成します。

官能基数 2官能エポキシアクリレート
硬化前 屈折率(nD25) 1.55-1.56
粘度[mPa・s](25℃) 30,000-50,000
硬化後 屈折率(nD25) 1.56-1.57
鉛筆硬度 4H(膜厚100μm)
マンドレル試験 2mm 割れ欠けなし
繰り返し折曲試験、硬化膜写真
高柔軟性(オグソールEA-0300)

OGSOL EA-0300

  • 耐スクラッチ性試験
耐スクラッチ性試験
  • 耐熱黄変試験
耐熱黄変試験

OGSOL EA-0300の硬化物は、汎用柔軟性ウレタンアクリレートと比較して、同等の耐スクラッチ性を有しつつ、加熱時の着色が抑えられ、高温使用環境時でも柔軟性を保持します。

全光線透過率

OGSOL EA-0200

全光線透過率
*可視光領域において、高い透過率を実現しているので、光源の光を効率よく利用できます。
耐熱性評価(熱重量減測定)

OGSOL EA-0200

耐熱性評価(熱重量減測定)
フルオレンアクリレートは剛直な構造であるため、耐熱黄変性、耐熱安定性に優れます。
製品名 5%重量減少温度
EA-0200 416
EA-0300 382
GA-5060P 386
Bis-A diacrylate 375
  • 試験方式:
    TG-DTA
    測定試料:
    重合開始剤 イルガキュア184 3部
    UV積算光量 2,000mJ/cm 2
    膜厚 2mm
低硬化収縮

OGSOL EA-0200

多官能アクリレートとの配合による硬化収縮の改善例

多官能アクリレートとの配合による硬化収縮の改善例

フルオレンアクリレートは嵩高い立体構造を有するため、UV硬化時の硬化収縮が少ないことが特長です。

  • 【試験方法】
  • 硬化膜厚さ:0.2mm
  • 重合開始剤 イルガキュア184 3部
  • UV積算光量 500mL/cm2